第4回 全国高校生短歌大会(短歌甲子園2009)

2009年8月21日~23日の3日間、全国から集まった36校36チームの高校生歌人たちが熱い戦いを繰り広げました。

決勝は、昨年同様県外からの参戦校、福井と静岡の戦いとなりました!各賞の受賞結果は以下のとおりです。(敬称略)

個人戦

最優秀
作品賞
【宮城】
気仙沼高等学校 2年
遠藤 万智子
(えんどう まちこ)
題 「北」 氷(すが)のよだ
徒然※(とぜん)が
特(とぐ)に堪(こだ)えるな
北国なまりで笑ってる月
優秀
作品賞
【岩手】
盛岡第三高等学校 2年
澤口 航輝
(さわぐち こうき)
題 「駅」 快速で駆けぬけた日々
振り返る
どの駅だろう 忘れた夢は
優良賞 【茨城】
下館第一高等学校 2年
島田 瞳
(しまだ ひとみ)
題 「駅」 また明日も会える気がして
見送れど
樫の実こぼるる夕方の駅
【静岡】
加藤学園暁秀高等学校 2年
藤井 美咲
(ふじい みさき)
題 「駅」 君を見て欠伸うつった
朝の駅
幸せの味嚙み締めておく
【茨城】
下館第一高等学校 3年
鈴木 兼三郎
(すずき かねさぶろう)
題 「北」 現場での
親父の背中はドッシリと
大きく見えた北風の中

※徒然(とぜん)・・・方言でさびしさのこと。

団体戦

準決勝1  題「見る」
名前 【静岡】
加藤学園暁秀高等学校
順序 【岩手】
盛岡第二高等学校
名前
中村 玖見 切符買うために
見上げた料金表
ついつい目が追う
あなたの駅まで
先鋒 君の目を見つめ続ける
十秒間
気付いた君の目尻が下がる
神 菜月
古畑 恵介 あぶらとり紙の数だけ
君想う
初めて外見気にした時から
中堅 さんさんと
降る日差しより強い目で
じっと見つめる
ありの行列
児玉 理緒
藤井 美咲 徹夜明け
ふやけたシリアルつつきつつ
らりるるれれ 時計は見ない
大将 幼子(いもうと)を
見る我が母のまなざしに
自分も受けた愛だと気付く
吉田 美幸
準決勝2 題「見る」
名前 【山形】
酒田東高等学校
順序 【福井】
武生高等学校
名前
佐藤 恵太 母おくる 朝に見せたる
男泣き
父にかけたる
言葉うかばず
先鋒 手を見ると
うすいフニフニの青すじが
自分の未熟教えてくれる
上良 隆夫
佐々木 太郎 大都会
人人人の五番線
プラスイオンの
発生源見る
中堅 みるときは
ただ「見」るよりも
「視」てほしい
話を「聴」くのと
同じ気持ち(こころ)で
白崎 真亜子
村上 正樹 振り返り
見る度かすむ
学舎(まなびや)は
僕らに思い出
滲み出させる
大将 故郷を離れた私の目に
山や川は映らん
泣けとごとくに
宮崎 望
決勝 題「立つ」
名前 【静岡】
加藤学園暁秀高等学校
順序 【福井】
武生高等学校
名前
中村 玖見 週明けの
「髪型変えた?」
立ち止まる
待ってましたとほころびる顔
先鋒 啄木も立って息せし
渋民よ
あなたの眼鏡に
我はかなうか
上良 隆夫
古畑 恵介 原液のカルピス
水で薄めたら何をしようか
立ち尽くしてる
中堅 立つなんて
一人でできる 思ってた
立たせてもらった
今は感じる
白崎 真亜子
藤井 美咲 電車乗り窓際立って
夕日切る
夏休みまであと駅二つ
大将 立ち上がり
繰り出す足止む
風が吹く
帽子がとんだ
もう繰り出せる
宮崎 望
優勝 【福井】武生高等学校
(宮崎 望、白崎 真亜子、上良 隆夫)
準優勝 【静岡】加藤学園暁秀高等学校
(藤井 美咲、古畑 恵介、中村 玖見)
第三位 【岩手】盛岡第二高等学校
(児玉 理緒、吉田 美幸、工藤 梓、神 菜月)
第三位 【山形】酒田東高等学校
(佐々木 太郎、佐藤 恵太、村上 正樹)
審査員
特別賞
【青森】八戸西高等学校(林 洸平、林 和希、津嶋 椋子)
話題賞 【茨城】下館第一高等学校
(橋本 歩、鈴木 兼三郎、池田 みどり、島田 瞳)

※4名の表記は補欠選手を含めてのものです。
※話題賞は、「完成度の高い歌と実生活に根ざした個性あふれる作品で会場を沸かせた」ということから授与されました。

特別審査員小島ゆかり賞

【茨城】
下館第一高等学校
島田 瞳
(しまだ ひとみ)
題 「汗」 白鳥が
飛び立つようにバー越えて
重力に逆らう君の汗

石川啄木賞

【福岡】
須恵高等学校
手嶋 澪
(てしま みお)
題 「友」 狛犬を見つめ
浮かんだ友の顔
遠くの君が近くに感じ
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